へび年の陰陽による本能的な集団的性格傾向



  へび年の人は、干支の中でも一位、二位を争うほどの、頭の賢い存在です。蛇の体は一本です。マイペースな存在でもあるのです。自分の事、自分の考え第一で行動します。また、自分の直感にしたがって行動しますので、服などの買い物に行っても、すぐに買い物がすむという事はありません。自分の直感に反応しない物は買う事ができないのです。

 へび年の人は執拗で頑固でもあります。他人の意見は、聞く事はできますが、聞いているだけで、頭の中は自分の考えでいっぱいです。感覚がするどいのも特徴の一つです。霊感の強い人がへび年である事はよくあります。芸術家、宗教家、歌手など、相手に感情、感性を伝える仕事に向いていると言えるでしょう。

 へび年の人は、神経質な面もあります。物事を感じようとすると、神経が過敏に働き、体の代謝活動が活発になるため、年齢よりも、肌の綺麗な人を多くみかけます。

 動物の蛇は毒を持っているというイメージがありますが、女性のへび年の人にも多くの毒を持っています。相手の心を弱めるような毒のある言葉を平気で口にします。顔の事、性格の事など、本能的に口から飛び出してしまうのです。へび年の人に恨まれたら最後です。相手の恨む言葉、普通だと、地獄に落ちろと言う言葉がかせいぜいですが、へび年の人の場合は、地獄に落ちて、さらにその中の地獄に落ちろと思いこむのです。陰険でもあります。暴力によって、相手を陥れるのではなく、がびょうなどを使って、陰険に心を弱しながら、相手を陥れていくのです。

 こう聞くと、へび年の人は、マイナスイメージが強いですが、へび年の人はユーモアーでもあります。感覚、感情が大きく、それを周りに伝えようとするために、ユーモアーな表現としても表れます。輪の中のムードメーカーになるでしょう。周りの事を気にせずに、自分勝手に行動するへび年ですので、優柔不断になりやすい傾向もありますので、そこを気をつける事を心がければ、輪の中の大切な存在として扱われるでしょう。

 へび年の人と相性が良いとされるのが、うし、たつ、とりだと言われています。うしは、理論的に頭を働かせます、へび年の頭の賢さ、スピードの速さを尊敬のまなざしでみます。たつは、たつの現実性のない目標を、より現実性のある目標へとアドバイスしてくれます。議論好きなとり年は、新しい考えを提供してくれる、へびに感謝するでしょう。

 へび年との相性が悪いとされているのが、とら、さる、いのししと言われています。とらは、考えるよりも行動に移るタイプです。へび年の哲学的な考えに興味を持つ事はありません。さるは、へびと同様頭が賢く、どちらが賢いのか争ってきます。へびは神経質なので、さるは、へびを弱らせ、欲深いさるは、さらにへびの皮もねらってきます。いのししは、干支の中で、へびと正反対の位置に存在する動物です。他を考えず、自分勝手に行動するへびを、いのししには我慢できないのです。