たつ年の陰陽による本能的な集団的性格傾向


  たつ年の人は、力強い存在です。他の干支の中でも一位、二位を争うほどです。頭で制御できないほどの力強い存在と言えます。たつは干支の中で、実際に存在しない動物です。唯一存在しない龍がどうして選ばれたのでしょうか?たつ年の人は、現実性のない夢にあこがれる傾向があるからです。芸能人になる、お姫様になる、王子様と結婚するなど、頭で思うのは、夢があり、良い事なのですが、実際に行動に出るのがたつ年なのです。目標のためなら、弱い物でも心を痛めずに排除します。

 努力家でもあるたつ年ですので、周りからは、ほめられる事もしばしばあります。龍が一番力強く感じる瞬間とは、どのような時でしょうか?地から天にあがる時が一番力強く表現されます。たつ年の人も同様、目標に向かっている時が、一番力を発揮し、周りからも、一番力強く見えるのです。ですから、一度天まで上がると、目標を失ったたつ年の人は、そのまま地に落ちてしまう事もよくあります。燃え尽き症候群、空の巣症候群になりやすい傾向があるのです。しかし、ストレスに強いたつ年ですので、落ちたと思ったら違う目標に向かって這い上がるスピードに驚かされる事もよくあります。

 たつ年の人はリーダー的な存在です。集団にいる場合、その集団が自分の目標に向かっていれば、常に先頭の方にいたがる傾向があります。集団を安全に目標に向けて行動するよりも、安全なんてどうでもいい、自分が目標に早く到達する事を第一に考えますので、集団からだいぶ離れて、先頭を歩いている姿をよくみかけます。

  怒るとうしと同様に手のつけようがないのが、たつの欠点です。口で反論するよりも、手で相手をつぶします。プライドが高いので、少しでもプライドを傷つけられると、すぐに顔に表れるのも特徴の一つです。

 たつ年と相性が良いとされるのが、さる、ねずみ、へびです。さるは、さるにない力と行動力を欲しがり、仲良く目標に向かって行動します。芸能プロダクションの社長(さる)とその中でがんばる新人タレント(たつ)の関係と言えるでしょうか、ねずみは、相手の気持ちを察する能力に長けていますので、たつの暴走に注意を促す事ができます。へびは、頭が賢いので、例え現実性のない目標でも、最善のアドバイスをしてくれます。

 相性が悪いとされているのが、うまといぬと言われています。うまは心変わりが激しいので、始めは同じ目標に向かっても、すれ違いがよく発生し、たつの目標に向かって行動する妨げになるからです。いぬは平和主義、現実主義です。輪の平和を乱す、たつの力に恐れをなし、現実性のない夢に向かって行動する事が、いぬには理解しがたいからです。